カムシャフトの摩耗

IMG_0330

 

三菱ふそうエアロミディ U-MM526H 平成3年式 エンジン6D15 6919cc

走行1,276千キロ かなり走っています。

症状はエンジン異音と力不足ということで入庫しました。

分解してみると#2シリンダー排気バルブのカムが摩耗していました。

IMG_0331

 

またロッカーアームもいくつか摩耗していました(赤い印)

IMG_0333

 

バスやトラックなど中古車市場はまだ高値が続いているため代替というわけにもいかず、ちょっと高額ですが部品交換ということになりました。

ところで地元では「おんせん県おおいた」をキャッチフレーズに観光客の誘致をはかっています。

また韓国のMARS騒動で外国人からも日本人気ということで、ぜひ大分に遊びに来てバスに乗ってくださーい(^^)/(ちょっと宣伝)

  タイミングスプロケットの破損

IMG_0318

 

日野 KK-XZU302X エンジン:S05D 年式:H12年3月 走行距離:326,690km

写真はエンジン後方部カバーを外したところ。

分配式噴射ポンプのスプロケットが欠損したため噴射タイミングがずれてエンジン異音が発生していた。

走行距離は30万強だが、ゴミ収集運搬車なので回収作業時は停車中にエンジンを高回転させているため実際の走行距離は倍以上と思える。

それゆえの疲労から来たものと思えば納得できないこともないが、決して安くはない部品・・・ユーザーに納得していただくまでにかなりの時間を要した。

高性能の素材が開発され軽量でスマートなクルマが増えてきたが、仕事をするクルマは見た目も中身も頑丈な方がいいと思う。

  小型トラックのフレーム修正

IMG_0286

 

正面からの衝撃でキャブ(運転台)が大きく損傷していたため、取り外して固定治具にセッティングして修正。

フロントフロアメンバーやサイドメンバーなど内部骨格の曲りを修正してピラー(柱)やパネルを取替することで、可能な限り事故による物理的損失を小さくする。

IMG_0288

 

乗用車とおなじモノコック構造なので衝撃力を全体で吸収するため、正面の事故にも関わらず背面のパネルに影響が出ていることもある。

その損傷を修正せずに使用していくと、ドアの立て付け不良などで開閉の不具合や異音、雨風の侵入など、許容の限界を超える不具合をきたすことがある。

もちろんクルマの年式や走行距離、残価なども考慮しながら、可能な限りの復元を目指す。

IMG_0287

 

小型トラックの場合、大型トラックと比較してフレーム固定治具の取付場所が限定されるため、意外と手間暇がかかる。

今回は幸いにしてフレームへの損傷がなかったため測定のみで行った。

写真は測定治具を取り付けたところ。両端のプレートにスリットが設けられていてレーザーポインターを通すことで曲りや捩じれを測定する。

  ロッドミル

IMG_0289

 

山奥の採石場プラントでゴロゴロと大きな音をたてながら回転する筒状の装置。

切り出された石を砕いて生コンの材料にしています。

その駆動方法に驚かされました。

IMG_0293

IMG_0290

 

大型車の駆動軸を利用してミルを回転させていました。

デフギアやオイルのメンテナンスでお手伝いさせていただいています。

それにしても発想を具現化する行動力にただただ感心させられます。